エコキュートとは?仕組み・メリット・補助金まで徹底解説!
エコキュートとは?仕組み・メリット・補助金まで徹底解説!
2024年3月7日更新
はじめに
近年、日本の家庭で急速に普及している「エコキュート」。名前は聞いたことがあっても、実際にどのようなシステムなのか、従来の給湯器とどう違うのか、まだよく知らない方も多いのではないでしょうか?
この記事では、エコキュートの基本的な仕組みからメリット・デメリット、選び方、補助金情報まで、詳しく解説していきます!
エコキュートとは?
エコキュートは、「ヒートポンプ技術」を利用して空気中の熱を集め、お湯を沸かす省エネ給湯システムです。
従来の電気温水器のように電熱ヒーターで直接加熱するのではなく、空気熱を利用することで、消費電力を大幅に抑えることが可能です。
名前の由来
- 「エコ(Eco)」:環境にやさしい(Ecology)
- 「キュート(Cute)」:給湯(Kyūtō)の「Q」を意識した造語
エコキュートの動作プロセス
エコキュートの構造は、エアコンの室外機のような「ヒートポンプユニット」と、お湯を貯める「貯湯タンクユニット」の2つで構成されています。
ヒートポンプの基本的な流れ
1
熱を集める 🌡️🍃 → 空気中の熱を吸収し、冷媒(CO₂など)を加熱
2
圧縮して高温化 🔄🔥 → 圧縮機で冷媒をさらに高温・高圧にする
3
熱交換 ♨️💧 → 高温になった熱を水に伝え、お湯を作る
4
貯湯 🛢️🕒 → できたお湯を貯湯タンクに貯め、必要なときに使用
省エネの秘密
エコキュートは1kWの電気エネルギーで、約3〜5kWの熱エネルギーを生み出すことができます。
深夜の安い電気料金を利用するとさらにお得です。
従来システムとの比較
比較項目 | エコキュート | 従来の電気温水器 | ガス給湯器 |
---|---|---|---|
ランニングコスト | ★★★ (安い) |
★ (高い) |
★★ (やや高め) |
省エネ性能 | ★★★ (空気熱を活用) |
★ (直接電気で加熱) |
★ (ガスを燃焼) |
環境負荷 | ★★★ (CO₂削減) |
★ (電気使用量が多い) |
★ (CO₂排出) |
初期費用 | ★ (50〜55万円) |
★ (40〜60万円) |
★★ (20〜40万円) |
設置スペース | ★ (タンク設置が必要) |
★ (スペース必要) |
★★★ (省スペース) |
エコキュートのメリット
1. 省エネ・光熱費の削減
- ✓ 従来の電気温水器と比べて電気代が約1/3〜1/2に
- ✓ 深夜電力を活用することでさらにコスト削減
- ✓ ガス給湯器よりもランニングコストが安い
2. 環境にやさしい
- ✓ CO₂排出量の削減
- ✓ 自然冷媒(CO₂)を使用し、オゾン層を破壊しない
3. 安全性
- ✓ 火を使わないため火災のリスクなし
- ✓ 一酸化炭素中毒の心配がない
エコキュートのデメリット
1. 初期費用が高い
- ⚠️ 本体+設置費用で50〜55万円(補助金適用で実質40万円)
- ⚠️ ガス給湯器よりも高額
2. 設置スペースが必要
- ⚠️ 貯湯タンクと屋外ユニットのスペースを確保する必要あり
3. 騒音
- ⚠️ ヒートポンプユニットが動作する際に多少の音が発生
エコキュートの選び方
1. 貯湯タンクの容量を選ぶ
家族構成 | 推奨タンク容量 |
---|---|
1〜2人 | 300L |
3〜4人 | 370L |
4〜5人 | 460L |
5人以上 | 550L以上 |
2. 機能を比較
- フルオート:自動でお風呂を沸かし保温
- セミオート:追い焚き可能だが保温なし
- 給湯専用:シャワーや蛇口給湯のみ
補助金制度について
エコキュート導入時には、以下の補助金が利用できる場合があります。
-
国の補助金(ZEH・省エネ住宅補助金)
-
自治体の補助金(市区町村によって異なる)
-
電力会社の割引プラン
まとめ
- ✓ エコキュートは、空気熱を活用してお湯を沸かす省エネ給湯システム
- ✓ 光熱費を大幅に削減でき、長期的にお得!
- ✓ 環境にやさしく、停電時にも使える!
- ✓ 設置スペースや初期費用には注意が必要
給湯器の交換を検討している方は、補助金制度を活用しながらエコキュート導入を考えてみましょう!
お問い合わせ
下関市でエコキュートの導入をご検討の方は、ぜひ株式会社エビス商会にご相談ください。
お客様のご家庭に最適なエコキュートをご提案いたします。
※この記事は2024年3月時点の情報に基づいています。最新の補助金情報などは各自治体や電力会社にお問い合わせください。